移住者の本音

「将来一緒に仕事をしよう。」友人との約束を鳴門で果たす。

平日は、フリーペーパーを制作する広告制作会社に勤める一方、土日は飲食店で働く新井さん。 大手メーカーグループからの転職、縁もゆかりもない土地、母と弟を地元に残しての移住というハードルを乗り越え、鳴門市にIターンを決意しました。 彼を突き動かしたのは、先に地域おこし協力隊として鳴門に移住していた高校生時代の友人との約束。県民性の違いもあり、戸惑いの多い日々を送りつつも、地元住民の助けもあって徐々に自分の夢に向けて歩き出します。 「自分を受け入れてくれた鳴門のためにも、一つでも恩返しがしたい。」 友人との約束、自分の夢の実現に向けて休みなく奮闘する彼の笑顔は充実感で満たされていました。

「演劇」×「釣り」 鳴門に新たな文化を吹き込む

オリジナルファミリーミュージカル公演の成功、釣りを通した地域活性化や環境啓発・食育などに取り組んでいる、鳴門市地域おこし協力隊の和田さんと高橋さん。 移住して4年目を迎える彼らは愛知県で生まれ東京・大阪などの都市圏で20代前半までを過ごしたIターン組です。華やかな舞台から一転、地域のために働くために移住・定住を決めたのは人の温かさとご縁だったと言います。 「過ごした時間が多ければ多いほど、鳴門のことが好きになる。」と語る2人は、都会にはない挑戦できるフィールド、そしてそれを応援してくれる地元の人の温かさに触れ、鳴門の良さをもっと知って欲しいと、「演劇」と「釣り」を活かした新しい鳴門の魅力づくりを始めています。

子どもたちと一緒に過ごすために選んだ農業の道

子どもが起きていない頃に出社し、寝静まった頃に帰宅する。そんなサラリーマン家庭で育った藤井さん。子どもたちと同じ時間を過ごし、成長を感じながら子育てをしたいと、選んだ道は農業の世界でした。26歳で優希さんが脱サラし、家族5人で鳴門市へ移住。3人の子どもを抱えながらも夫婦2人でれんこん農家に飛び込みました。いまでは藤井ファームとして独立し、オリジナルブランド「わはは」も立ち上げた藤井さん。中学生になったお子さんも一緒に手伝いをすることもあるようで、農業と子育てを両立させた温かい家庭を鳴門でつくられていました。

半農版画家として生命の営みを表現

子どもの頃から絵に夢中になり、大阪芸術大学へ進学。版画作家として制作活動に取り組みながら同大学の副手として勤務をしていた平瀬恵子さん。同郷の夫が徳島で働くことになり鳴門市にUターン移住します。結婚・出産・子育てを経て、2児の母として、また半農版画作家として自然に囲まれたライフスタイルを送りながら、雑誌表紙や新聞コラムへの寄稿などにも取り組んでいます。

半農半エンジニアが生み出す新たな光

大手自動車メーカーで、ハイブリッドや燃料電池で走るオートバイの研究に携わってきたエンジニアの山中佑允さん。34歳で、埼玉県から故郷鳴門市へUターン移住することを決意し、実家のサツマイモ農家を継ぐことを選択しながら、「ひとりメーカー」として、LEDテーブルランプ「Flumie(フルミエ)」を設計・製造しています。

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